オールド上海のボールルームでダンスを
こんばんは。みや子です。
淑女の皆様はボールルーム(ダンスホール)で素敵な殿方とダンスをするなんて、一生の夢ではないでしょうか。
ロマンあふれる着物でも良いですが、ここはひとつ、往年の上海を感じながらチーパオを体にまとってスウィングするのもまた一興。
私が行きたい場所の一つに、横浜にあるボールルーム
クリフサイド ―ダンスホール横浜元町― Cliff Side
があります。
ここは、昭和27年の映画「上海帰りのリル」の舞台ともなった場所ということで、きっと、きっと、ここではポマードで髪をなでつけた上原謙のような素敵なお方と会えるでしょう。
そんな横浜のボールルームに行く前に、オールド上海の音楽を聴いて気分に酔い痴れたいと思います。
下はジャズシンガー野村佳乃子さんのCD
まさに!オールド上海の世界。
戦前の日本の雰囲気もぷんぷんします。
CDはホームページで買えます。
わたくしサインして頂いちゃいました。
松島詩子が歌った「私の青空」も入っております。
今宵は美しい音楽と美酒を楽しみながら、上原謙を想い浮かべて酔いしれます。
それでは、また。
みや子
嗚呼むずかしき レトロなヘヤ―スタイル
こんばんは。みや子です。
先日私は、着物に似合うレトロなヘヤ―スタイルにするべく、下町の美容室に行って参りました。
↓こんな感じでしょうか?
最近のようにパーマをあてたり、カットをするのは最近のことで、明治大正の時代は「結う」のがお洒落の基本だったのですよね。
私も、カットやパーマではなく結うことで様々なスタイルを作りたいと思っておりました。
しかし、現代のヘヤ―サロンですと、カット・パーマ・カラーが主流ですし、しかもヘヤーセットを「レトロに」「クラシカルに」とお願いしても、「レトロ風」にしかならず、やきもきしておりました。
そこで、私は今時のヘヤ―サロンではなく、昔から営業している美容室に行くことに決めました。こちらであれば、本当に昔の結う時代から営業しているのですから、「レトロ風」どころかその時代の髪型になれると思ったのです。
私はとある下町の美容室を訪れました。
こちらは今でも近くの芸者衆の髪を毎日結っているところです。
店先では店主がぼんやりと空を見ていました。
私が店に入ろうとすると、店主に「どうしたのか」と聞かれたので、私は「大正時代のレトロなヘヤ―スタイルにしたいのです」と言いました。
すると、店主はすぐさま「はいはいはいはい、はいはいはい」と肯定の語句を並べ、私を椅子に座らせました。
「大正ロマンね、はいはい」
と言って私の髪にカーラーを巻き始めました。
とその時私はイヤな予感がしましたので、店主の手を止めました。
あの、よくある「大正モダン」な髪型にされるのではなかろうか。
あのウェーブした髪で耳を隠すその名も「耳隠し」
どうもあれはサザエさんに見えて、好ましくない。なにしろ私には似合わない。あれは栗島すみ子様級の美人でなければただのオバサン。
しかも、あんまりモダンすぎてどうも私にはしっくりこないのです。
「耳隠しみたいのは、やめて頂きたいのですが・・こうこうこういう髪型で!」と店主に言い参考画像をお見せすると、店主は少し寂しい顔を浮かべたあと「それにしたって巻かないとレトロな髪はできないから、巻くよ」と言って引き続き私の髪にカーラーを巻きつけました。
セットし終えた芸者衆が店を出て行く中、私のヘヤーセットも進んでいきます。
そして、終わりました。
なんとも手際のよい所作でした。
・・・しかし、実のところ、出来上がったヘヤ―は私の求めるスタイルでは無かったのです。
完成図
耳隠しのようなモダンヘヤではないけれども、これは、これは、
まるで、
銀座のホステス
芸者衆と同じ髪型のような。
演歌歌手のような。。。。
レトロで、且つ自分にしっくりくる髪型というのは難しき哉。
私の挑戦はまだまだ続きそうでございます。
それでは、また。
みや子
門司港レトロ 北九州のレトロに触れる
こんにちは。みや子です。
先日行った九州についてご紹介して参りたいと思います。
皆様は門司港をご存じでしょうか。
大正ロマン好きならば、一度は耳にしたことがあるかと思います。
九州門司港地区の活性化を目指し地域一帯は「門司港レトロ」と名付けられました。
(現在工事中の門司港駅。工事前の姿をお楽しみください)
レトロな建物を保存し、街中でレトロを感じられるようになっています。
・・・が、しかし門司港地区には近くに有名な観光スポットがあるわけでもなく、いまいち盛り上がりに欠けていたのも事実です。
レトロモダンな建物であれば、東京丸の内一帯や横浜馬車道のあたりでも見ることができますし、札幌のように広々とした器の大きさみたいなものを感じることもありませんでした。
保存されている建物は本物ですし重厚感はあるのですが…街全体で活かしきれていないという印象を受けました。
門司港レトロに惹かれて訪れるのは女性が主だと思いますが、女性が好む洒落た食堂などもあまりありませんし、雑貨店も雰囲気は素敵ですが目新しいものも無い。
しかし、地元の方が頑張って盛り上げようとされているのはわかりました。
メインの門司港駅が工事中というのも大いに関係しているでしょうね。
とはいえ、ひとつひとつの建物は見応えがあるのです。
旧大阪商船ビル
中に入ると明治大正時代のオフィスを感じられますよ。
明治29年製造の金庫をこんなに近くで見ることができます!
この形の棚が欲しい。
金庫のカギはいろはにほへとです。
門司港レトロマップには特に記載されていませんが、ここも素敵だと思ったり。
地域活性ってほんとに難しいですよね。東京でも人気のあるところと無いところかなり差がありますし。
門司港レトロのHPがあまりにも素敵なので、期待しすぎてしまったところもあります。
とりあえず門司港はグルメが少なすぎますね。目当てにするようなお菓子もあると良いなと。
関門海峡を通過する人道トンネルが近くにありまして、ここが一番おもしろかったです^^;昭和33年開通。海底に潜るエレベーターはレトロ。
海中を人(と自転車)が通ることができるトンネルです。
徒歩は無料、軽車両は20円通行料がかかります。
長さは2キロくらいあり、やや骨の折れる道なのですが、一度通ってみることをおすすめします。なんてことは無いトンネルですが、「海の中を歩いている」という感覚は不思議です。
日本ではここと川崎くらいにしか無いようです。とても貴重な体験。
それでは、また。
みや子
上海ロマンなチャイナドレス(チーパオ)と、着物
先日、街中で夏物の着物と半幅帯で涼しげに歩いてる女性を見ました。
その前に、ノースリーブの女性を見かけました。ここ数日暑かったので、皆夏の格好でしたね。ノースリーブも颯爽として素敵でした。
さて、先ほどの半幅の女性の件。その女性の後ろ姿しか見なかったのですが、そこで強烈に覚えているのが、お尻の丸みとウエストのくびれです。
今まで、着物は寸胴に着るべし、なるべく胸やお尻を強調せずくびれも作らずに着るのが美しい、と聞いてきたような気がしますが、ちょっとしたお出かけ着としては、きちっとくびれを作って女性らしい曲線を強調した方が断然美しいと思います。
くびれを作ると足が長く見えますし。
ところで、中国の民族衣装として有名なチャイナドレスですが、日本で知られたそれは、横にスリットが入っていてセクシー。ちょっと派手過ぎ。みたいなイメージがあるかと思いますが、実は本国ではとても美しいチャイナドレス文化が形成されていたのです。
この画像は下記サイトでも見ることができます。
近代日本の髪型のイラストなどもあり、面白いです
欧米文化が入る前の19世紀くらいまでは、ゆったりとした民族衣装でした。着物や韓国のチマチョゴリに少し似ているかも?結構男性的ですね。
しかし欧米文化が流入して成熟した20世紀には、中洋折衷の美しく品のあるチャイナドレス(チーパオ)が生まれたのです。イラストの左下をご覧ください。絶妙にレトロ。
首元はあけず、ウエストはキュッとしまり、お尻の丸みに沿って足元まで隠す、という、露出は決して多く無いのにも関わらず、とっても色気のあるファッションに。何より見た目が美しい。
ただし、一番の問題は「体型がばっちり出てしまう」ということ。お腹が出ていたらどんなに素敵なチーパオでも美しくありません。
綺麗ですね~
それでは、また。
みや子
門司港レトロの太陽興産新海運ビルヂング
燐寸倶楽部 マッチクラブ
こんにちは、みや子です。
突然ですが、皆様はマッチクラブをご存知ですか?
マッチ愛好家の会員制ネットコミュニティ。それが「燐寸俱楽部」
「会員制」という響き・・・会員制に弱い私は、もちろん燐寸倶楽部の会員で御座います。
燐寸俱楽部の会員登録は無料。その上、会員になるだけで燐寸ラベルのポストカードが2枚もらえます。
俱楽部フォーラムでは、燐寸好きの方たちとの熱い?談義
またオンラインショップでは、レトロラベル燐寸「ノスタルジア燐寸」や
世界のマッチが購入できます。
私は、スナックや喫茶店に置いてあるお店のマッチが好きですが、なかなか置いてあるところも少ないですね。
燐寸倶楽部ではオリジナルマッチも作れます。
下は私の父のマッチコレクションの一部です。
特に有名なものは無いようですが、それにしてもマッチのラベルってロマンがありますねえ
それでは、また。
みや子