品格の大正ロマン 帝國ホテルオールドインペリアルバー
東京日比谷にあります、帝国ホテル
その本館中二階に、オールドインペリアルバーは御座います。
フランク・ロイド・ライト
その名前、皆様も耳にされたことがあるでしょう。
20世紀を代表する近代建築家です。
帝国ホテルは、大正期にそのライトによって新たに設計されました。絢爛華麗で1910年代~1920年代の雰囲気を感じさせる建物で御座います。
現在は取り壊され、博物館明治村に玄関部分が残っているのみとなっております。残念なことに、現存する部分には、ライト館に燦然と輝く「IMPERIAL HOTEL」という文字が無いのです。
ですから一片の写真を掲載いたします。
こちらの写真は、往年のライト館の姿です。
ホテル上部に「IMPERIAL HOTEL」の文字が見えますでしょう。
<資料提供:探検コム 様>
そんなライト館の姿を今も残している、「オールドインペリアルバー」に行って参りました。
大正時代のバーに来てしまいました。
入口です。
カウンター席ではバーテンダーの方とのおしゃべりが楽しそう。
マンハッタンを頼みました。
グラスにはオールドインペリアルバーのモチーフでもあるモザイク模様が。
カクテルのスティック。「IMPERIAL HOTEL」の文字と、ライオンのモチーフ。
ホットレモネード。
私のお友達は、着物でお越しになりました。
紫の着物が店内に映えて、大正時代にバーにいる女性はこんな様子だったかしらと思わせます。
寒さも深まってきた日比谷の夜、オールドインペリアルバーには、
たくさんの方がお越しになっていました。
皆様お仲間とワイワイにぎやかにお酒を楽しんでらっしゃいました。
もっと静かでしっとりと飲むバーかと思っておりましたが、それは良い意味で裏切られました。
あちらには菊池寛、こちらには太宰治が見えたような…^^
私は小ぶりのカクテルグラスに2杯ばかり飲みましたが、レトロでディープな空間で余計酔ってしまったようです。
それでは、また。
みやこ