上海ロマンなチャイナドレス(チーパオ)と、着物
先日、街中で夏物の着物と半幅帯で涼しげに歩いてる女性を見ました。
その前に、ノースリーブの女性を見かけました。ここ数日暑かったので、皆夏の格好でしたね。ノースリーブも颯爽として素敵でした。
さて、先ほどの半幅の女性の件。その女性の後ろ姿しか見なかったのですが、そこで強烈に覚えているのが、お尻の丸みとウエストのくびれです。
今まで、着物は寸胴に着るべし、なるべく胸やお尻を強調せずくびれも作らずに着るのが美しい、と聞いてきたような気がしますが、ちょっとしたお出かけ着としては、きちっとくびれを作って女性らしい曲線を強調した方が断然美しいと思います。
くびれを作ると足が長く見えますし。
ところで、中国の民族衣装として有名なチャイナドレスですが、日本で知られたそれは、横にスリットが入っていてセクシー。ちょっと派手過ぎ。みたいなイメージがあるかと思いますが、実は本国ではとても美しいチャイナドレス文化が形成されていたのです。
この画像は下記サイトでも見ることができます。
近代日本の髪型のイラストなどもあり、面白いです
欧米文化が入る前の19世紀くらいまでは、ゆったりとした民族衣装でした。着物や韓国のチマチョゴリに少し似ているかも?結構男性的ですね。
しかし欧米文化が流入して成熟した20世紀には、中洋折衷の美しく品のあるチャイナドレス(チーパオ)が生まれたのです。イラストの左下をご覧ください。絶妙にレトロ。
首元はあけず、ウエストはキュッとしまり、お尻の丸みに沿って足元まで隠す、という、露出は決して多く無いのにも関わらず、とっても色気のあるファッションに。何より見た目が美しい。
ただし、一番の問題は「体型がばっちり出てしまう」ということ。お腹が出ていたらどんなに素敵なチーパオでも美しくありません。
綺麗ですね~
それでは、また。
みや子